もうひとつの西洋カンナ、Bullnose Planeについてお話ししたい。これは何度も出てきたVeritas製である。
このカンナはちょうど片手で持って使う。分解した様子が下の写真である。
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片手で使う |
深さ調節ねじ(depth adjustment knob)を本体に載せて(載せる位置は本体側に固定できるようになっている)、
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まず深さ調節ねじから |
その上に刃(blade)を置く。
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刃を載せる |
刃の位置は、set screwで前後(奥行き方向)に調節可能である。この当たりがveritasの特徴である。
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2個のset screw |
さらにその上にlever capを置いて(これはただ置くだけ)、lever cap wheelで刃を押しつけるように締める。
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wheelで押してようやく締め付ける |
さて、このカンナには二つの使い方がある。そのひとつは普通にbullnose(牛の鼻?)planeとして使うこと。
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この隙間は、写真には無いが toe(つま先)ねじで調節可能である |
もうひとつは、のみかんな(chisel plane)として使うことである(のみかんなは日本語には無いのではないかしら)。和かんなで「のみかんな」に相当するのが隅突鉋らしい。らしいと言ったのは使ったことがないからである。
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chisel plane |
僕はいつもchisel planeとして使っている。chisel planeは写真のような時にとても便利である。
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のみかんな |
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