とりあえず、ビットがルーターにセットできたものとする。次はストレートビットをルーター底面からおおよそ1/8"(3.175mm)だけ出してみる。さて、ここでスイッチを入れるわけだが、ルータービットが如何なるものにも触れないようにして切削を行う。はじめは平らな板材を用いて*1、フリーハンドで切削してみよう。フリーハンドで切削するようなことは木材加工の場合は決してしないことだが、ルータービットの回転とルーターが進む方向の関係を見るためにこれを行っておきたい。 写真に見るように、板材に対してルーターが進む方向(前に進む)はわずかだが左に寄っている。これは、ルーターを真上から見たときに、ルーターが回転する方向が時計回りだからである。ということは、ルーターをまっすぐ前方に進めるために固定する治具(じぐ)は左に置けばよいということになる。これが逆だと、ルーターは治具からどんどんはなれていってしまうことになる。 ちなみに、この写真はマスクとヒアプロテクターとフェイスシールドを装着し、後方にルーターを向けて切削を行っているところである(私)。マスクとフェイスシールドは外すこともあるが、ヒアプロテクターは騒音がうるさいので決して外すことはない。 |