Mortise cutting jig

ほぞ穴を掘るときのガイド、すなわち治具の説明である。この種の治具には何種類かあるが、僕が愛用しているもののひとつに写真のような治具がある(Finewoodworking2004年No.172,pp.69-75を参考にして製作:約2日がかり)。材質はすべてナラ材である。この木製の治具に、ほぞ穴を掘りたい木をクランプで固定し、ルーターで掘るというものである。ルーターの取り付けには、アクリル板で作ったベースプレートを取り付ける。この部分が上下にスライドするので、うまく掘ることができるという仕掛けである。

MjigWhole.jpg
右半分が上下にスライドする
MjigRouter.jpg
写真ではわかりにくいが上下にストッパーをつけている



さて、この治具を使うには幾つか製作時に気をつけなくてはいけないことがある。

mortiseJig.jpg
plan


  1. まず台の右半分がスライドすると言ったがこれにガタツキがあってはならない。ガタツキがあると、ルーターが高速で回転するので非常に危険である。また、逆に、きつくてもいけない。ちょうど両手でルーターを持って、軽く押したり引いたりできる程度がよい。
  2. 次に、台が直交していることが大事である。下の図は、横断面で切ったところだが、このうち特に赤い線のところが直交していることが大事で、それ以外は直交していてもしていなくてもよい。
  3. この2点が特に大事で、他に、台そのものが動かないことや、クランプシステムを使えることや、ストッパーなどが次にくるだろうか。
    mortiseSection.jpg
    赤い線が直交していることが大事
    それ以外はそこそこでよい

    写真を何枚か載せておいた。
    MjigWhle2.jpg

    MjigFront.jpg

    MjigMortise.jpg

    MjigMbig.jpg


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Last-modified: 2009-05-31 (日) 06:16:50 (5444d)