router trammel †
ルーターで円形に整形したいときに用いる治具である。これは、ちゃぶ台の製作に使った時のものである。円形をかたち作る仕掛けはいろいろあると思う。バンドソー(帯のこ)やジグソーも考えられるが、ここではルーター一本で作ってみたい。ちゃぶ台のような大きなものの製作には、このようなルータートラメル(楕円コンパス)が欠かせない。
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この写真と下の図では、治具の左右が逆に なっているので注意して見てもらいたい |
このルータートラメルは、最大で直径が60"(1,524mm)の大きな円形が整形できる。板材に9.5mmのMDFを2枚接着して用いた。リブにはナラ材を用いた。上下のリブが揃っていないのは、寸法を勘違いしたためである。この程度なら問題はない。
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単位はinch:1inch=25.4mm |
整形する板材に穴があいてもよい場合は直接ダボを打ち込むが、そうでない場合は、ルータートラメルにルーター部を両面テープで貼り付け、ダボを打ち込んだ板材を整形する板材に両面テープで貼り付ける必要がある。
これで準備完了である。この後は、ストレートビットを用いて切削する深さを1/16"〜1/8"(1.6mm〜3.2mm)にし、反時計回りに何周も回転すればよい。
成型が終了したら、ルータービットをストレートビットから、CHAMFERビットやROUNDING OVERビットなど、成型用に付け替えて、形を整えればよい。これもルータートラメルで成型したおかげである。
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