フローティングテノンその5
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組み立てに入る前に準備がある。まず、仕上げに先立ちサンドペーパーを掛ける。今回の場合はオイル仕上げを想定しているので、#150、#180、#220と三段階かけた。 &br;&br; 次に、round overビットで角を丸くしなくてはならない。なぜなら、こどもいすだからである。1/4"のround overビットを用いて、leg材とstyle材での角を落とす。下の写真は、pivot postを1本だけ立てたところである。pivot postがなくてもできないことはないが、安定させるためにpostを立てている。 |&ref(IMG_1037.jpg,[[photos1]]);| |round overビット| &br; また、次の写真はダストポートにダストコレクションを繋いだところである。せっかくポートがあるのだから、こちらを使った。 |&ref(IMG_1039.jpg,[[photos1]]);| |ダストポート| &br; leg材、style材が全て終わった。また、フローティングテノン(雇いほぞ)も載せておいた。 |&ref(IMG_1041.jpg,[[photos1]]);| |leg材、style材完成| &br; さて、いよいよ組立である。まず、仮組立(dry assemble)を行っておく。これは、省略してはならない。必ず行う。仮組をしたら、いよいよ本番。titebondを用いた。まず、二本のleg材と一本のstyle材を、それぞれ独立に組み立てる。24 時間放置する。 |&ref(IMG_1044.jpg,[[photos1]]);| |titebondで接着| &br; 24時間経ったところで、全体を組み立てる。そして、また24時間。 |&ref(IMG_1046.jpg,[[photos1]]);| |全体組み立て| &br; はみ出したtitebondをスクレーパーで取り除く。座面に直径10mmのドリルで座繰りを板厚の半分まで空け(ドリルプレス)、座面と躯体本体を正確な位置にクランプで止めて、ドリルドライバーで下穴ぎりをおよそ35mmの深さまであける。そのあと、35mmの木ねじで座面と躯体を締結する。 |&ref(mokunejiShitaana.jpg,[[photos1]]);| |座面接合の概念図| &br; このあと、直径10mmの丸棒(カリンだったでしょうか、名前は忘れました)をグリグリっと押し込み、 |&ref(IMG_1048.jpg,[[photos1]]);| |カリン?| &br; 先端を胴付き鋸でカットする。 |&ref(IMG_1051.jpg,[[photos1]]);| |胴付き鋸でカット| &br; 紙を1枚だけ敷いて、Zソーで再びカット。紙を敷くのは座面を痛めないため。 |&ref(IMG_1053.jpg,[[photos1]]);| |Zソーでカット| &br; 表面を軽くヤスリをかけて、玄翁で少しだけ叩けば完成だ。 |&ref(IMG_1054.jpg,[[photos1]]);| |完成| &br; ここまで、一連のフローティングテノンを追ってきたが、今は、全部のほぞ加工をフローティングテノンですることはめったにない。当初は、とても合理的に思えたのだが、どうも一工程多いのだ。接着工程も倍かかる。 &br;&br; というわけで、どうしてもフローティングテノンでなければできないところ以外は、通常の方法で行っている。 |&ref(IMG_1056.jpg,[[photos1]]);| &br;&br; フローティングテノンおしまい ---- [[トップへ>Arbortalk]]
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組み立てに入る前に準備がある。まず、仕上げに先立ちサンドペーパーを掛ける。今回の場合はオイル仕上げを想定しているので、#150、#180、#220と三段階かけた。 &br;&br; 次に、round overビットで角を丸くしなくてはならない。なぜなら、こどもいすだからである。1/4"のround overビットを用いて、leg材とstyle材での角を落とす。下の写真は、pivot postを1本だけ立てたところである。pivot postがなくてもできないことはないが、安定させるためにpostを立てている。 |&ref(IMG_1037.jpg,[[photos1]]);| |round overビット| &br; また、次の写真はダストポートにダストコレクションを繋いだところである。せっかくポートがあるのだから、こちらを使った。 |&ref(IMG_1039.jpg,[[photos1]]);| |ダストポート| &br; leg材、style材が全て終わった。また、フローティングテノン(雇いほぞ)も載せておいた。 |&ref(IMG_1041.jpg,[[photos1]]);| |leg材、style材完成| &br; さて、いよいよ組立である。まず、仮組立(dry assemble)を行っておく。これは、省略してはならない。必ず行う。仮組をしたら、いよいよ本番。titebondを用いた。まず、二本のleg材と一本のstyle材を、それぞれ独立に組み立てる。24 時間放置する。 |&ref(IMG_1044.jpg,[[photos1]]);| |titebondで接着| &br; 24時間経ったところで、全体を組み立てる。そして、また24時間。 |&ref(IMG_1046.jpg,[[photos1]]);| |全体組み立て| &br; はみ出したtitebondをスクレーパーで取り除く。座面に直径10mmのドリルで座繰りを板厚の半分まで空け(ドリルプレス)、座面と躯体本体を正確な位置にクランプで止めて、ドリルドライバーで下穴ぎりをおよそ35mmの深さまであける。そのあと、35mmの木ねじで座面と躯体を締結する。 |&ref(mokunejiShitaana.jpg,[[photos1]]);| |座面接合の概念図| &br; このあと、直径10mmの丸棒(カリンだったでしょうか、名前は忘れました)をグリグリっと押し込み、 |&ref(IMG_1048.jpg,[[photos1]]);| |カリン?| &br; 先端を胴付き鋸でカットする。 |&ref(IMG_1051.jpg,[[photos1]]);| |胴付き鋸でカット| &br; 紙を1枚だけ敷いて、Zソーで再びカット。紙を敷くのは座面を痛めないため。 |&ref(IMG_1053.jpg,[[photos1]]);| |Zソーでカット| &br; 表面を軽くヤスリをかけて、玄翁で少しだけ叩けば完成だ。 |&ref(IMG_1054.jpg,[[photos1]]);| |完成| &br; ここまで、一連のフローティングテノンを追ってきたが、今は、全部のほぞ加工をフローティングテノンですることはめったにない。当初は、とても合理的に思えたのだが、どうも一工程多いのだ。接着工程も倍かかる。 &br;&br; というわけで、どうしてもフローティングテノンでなければできないところ以外は、通常の方法で行っている。 |&ref(IMG_1056.jpg,[[photos1]]);| &br;&br; フローティングテノンおしまい ---- [[トップへ>Arbortalk]]
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