ルータテーブルトップにMDFを用いて、これまでの方法で構成したものが、下の写真である。
|&ref(RTts3.jpg,[[photos1]]);|
|四隅にねじ|

透明なテーブルベースプレートの4隅にタップでねじがきってある。

|&ref(DSCN0003.jpg,[[photos1]]);|
|タップでねじをきる|

|&ref(DSCN0004.jpg,[[photos1]]);|
|ホーローで高さを調節|

ねじが当たるMDFにはねじがめり込まないように堅木を埋め込んでいる。この4隅のホーローねじで高低差を調節できるが完璧ではない。その理由は、4隅のねじ部の点だけで insert(テーブルベースプレート)を支えるのでルータの重量でテーブルベースプレートに曲げ変形を生じる点である。曲げ変形を小さくしつつ平面調整をするためにはホーローねじを複数(各辺に5つはほしい)もうける必要がある。
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実際、米国市販のテーブルベースプレートにはその様なものもある。そんな面倒な仕掛けが必要だということから、この方式自体があまりよいものではないんじゃないかと思い、4隅のねじのまま、だましだまし使っている。つまり時々加工材が高低差にひっかかることもあるということである。
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現在、このテーブルベースプレート方式は使わないようになってしまったのだが、人によってはこれがいいという人もいるだろう。ただ、テーブルベースプレートの材料自身には気をつけた方がよい。先に述べたように,テーブルベースプレートには高い曲げ剛性が求められる。米国ではフェノール樹脂板やアクリル板が廉価な材料だが、国内では10mmのアクリル板しかない。
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ところが代表的なアクリル板であるスミペックス(商品名)を購入したところ,驚いたことに厚みの公称誤差が1mmなのである。これでは、取り付けたルータビットがテーブルベースプレート面に垂直になるはずがない。しょうがなく、最も厚み誤差の小さいところを切り出して使っているのだが。
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