もうひとつの西洋カンナ、Bullnose Planeについてお話ししたい。これは何度も出てきたVeritas製である。
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このカンナはちょうど片手で持って使う。分解した様子が下の写真である。
|&ref(IMG_0231.jpg,[[photos1]]);|
|片手で使う|

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深さ調節ねじ(depth adjustment knob)を本体に載せて(載せる位置は本体側に固定できるようになっている)、
|&ref(IMG_0232.jpg,[[photos1]]);|
|まず深さ調節ねじから|

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その上に刃(blade)を置く。
|&ref(IMG_0233.jpg,[[photos1]]);|
|刃を載せる|

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刃の位置は、set screwで前後(奥行き方向)に調節可能である。この当たりがveritasの特徴である。
|&ref(IMG_0234.jpg,[[photos1]]);|
|2個のset screw|

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さらにその上にlever capを置いて(これはただ置くだけ)、lever cap wheelで刃を押しつけるように締める。
|&ref(IMG_0236.jpg,[[photos1]]);|
|wheelで押してようやく締め付ける|

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さて、このカンナには二つの使い方がある。そのひとつは普通にbullnose(牛の鼻?)planeとして使うこと。
|&ref(IMG_0239.jpg,[[photos1]]);|

|&ref(05p4201insetd.jpg,[[photos1]]);|

|&ref(IMG_0240.jpg,[[photos1]]);|
|この隙間は、写真には無いが&br;toe(つま先)ねじで調節可能である |

&br;
もうひとつは、のみかんな(chisel plane)として使うことである(のみかんなは日本語には無いのではないかしら)。和かんなで「のみかんな」に相当するのが隅突鉋らしい。らしいと言ったのは使ったことがないからである。
|&ref(IMG_0236b.jpg,[[photos1]]);|
|chisel plane|

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僕はいつもchisel planeとして使っている。chisel planeは写真のような時にとても便利である。
|&ref(IMG_0238.jpg,[[photos1]]);|
|のみかんな|


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