次の工程である。棚になる天板や一番下の棚板、それに今溝を掘った側板には、背板が当たるので、ここにはラベットを切らなくてはならない。その加工の様子が下の写真である。
|&ref(rabet.jpg,[[photos1]]);|
|ラベットビットにはローラーが付いているので&br;それ以上切りすぎることはない|
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|&ref(rabbeting.jpg,[[photos1]]);|
|ラベットビット(実際には切削していない)|
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|&ref(rabbetbit.jpg,[[photos1]]);|
|ラベットビットが切削する仕組み|
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側板には脚をつける。その脚だがやはりルーターを用いて加工する。ジグソーで大体の形を落としたところで、パタンフラッシュトリムビットを用いて、正確な形にととのえる。これにはフラッシュトリム用の治具を、両面テープを用いて貼り付ける。
|&ref(footrouting.jpg,[[photos1]]);|
|写真ではあまりはっきりしないが&br;フラッシュトリム用の治具が&br;両面テープで貼り付けられている|
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|&ref(pattenFlush.jpg,[[photos1]]);|
|パタンフラッシュトリムビット|
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|&ref(patternflushtrim.jpg,[[photos1]]);|
|切削する仕組み|
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こうして、ルーターの作業はすべて完了した。1体作るのに要した時間はおよそ2時間30分ぐらいだろうか。これを仮組するのだが、ルーターの精度がいくらよいとはいえ、木材の精度にはばらつきがある。したがって、溝を掘るときには少しだけ溝の幅を浅めに掘っておく。これをひとつひとつ鉋で微調整しながらはめ込んでやる。はめ込むきつさは、はめ込んだ材を持ち上げて、はめ込まれた材が持ち上がるくらいのきつさがよい。
|&ref(dadofit.jpg,[[photos1]]);|
|こんな風に嵌合(かんごう)。バーチ合板なので切り口が美しい|
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(続く)
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