図のような机を製作していることは既にお話しした。その机に関して、もうひとつカスタム治具の話をしてみたい。まず、図の上面図(右下の図のこと)を拡大したのが、次の図である。 |&ref(desk-a.jpg,[[photos1]]);| |平面図 立面図| &br; この図では、AA'とBB'のほぞ穴は木の繊維と同じ方向に空ける穴だから、[[ほぞ穴加工治具その1]]や[[ほぞ穴加工治具その2]]で述べた方法でほぞ穴を掘っても構わない。ところがCC'に関しては、木の繊維と直交方向に空ける穴である。これに関しては、あらたな治具が必要になる。 |&ref(deskBody.jpg,[[photos1]]);| |平面の拡大図| &br; まず、このカスタム治具のplanを図にしめした。 |&ref(customJig2.jpg,[[photos1]]);| |平面図 立面図 単位はインチ| &br; 厚さ3/8"(9.525mm)のバーチ合板を2枚貼り合わせる。 |&ref(IMG_0806_2.jpg,[[photos1]]);| |タイトボンドで接着| &br; 2枚貼り合わせる理由は、その厚さが、ガイドブッシュのせい(厚み)に比べて、不足しているからである。 |&ref(guideBush.jpg,[[photos1]]);| |概念図| &br; ひと晩放置したら、クランプを外し、上下方向、左右方向を成形する。この成形は、別に直交していなくても構わない。 &br;&br; その後、TableSawで切れ込みの幅が丁度5/8インチになるように(これがガイドブッシュの幅である)、切り欠きを設ける。この部分が、精度の上から最も大事なところである。 |&ref(IMG_0807_2.jpg,[[photos1]]);| |5/8インチにカット| &br; この後は簡単で、フェンスを木ねじで適当な位置に取り付ければよい。ただし、木ねじ位置はフェンスの汎用性を考えて片側だけとする。 |&ref(IMG_0824_2.jpg,[[photos1]]);| |汎用性を考える| &br; これは、直交させた様子。 |&ref(IMG_0821_2.jpg,[[photos1]]);| |反対側から見る| &br; こちらは、斜めに取り付けた様子。 |&ref(IMG_0822_2.jpg,[[photos1]]);| |斜めに取り付ける| &br; 今回は、直交が求められているので、片側をクランプで緊結すればよい。 |&ref(IMG_0820_2.jpg,[[photos1]]);| |片側だけクランプ| &br; この後は、ほぞに合わせて、ストッパーを取り付ける。これもクランプで行う。 |&ref(IMG_0812_2.jpg,[[photos1]]);| |片側だけクランプ| &br; 切削する材本体は、治具に隠れている。こちらは材本体。 |&ref(IMG_0809_2.jpg,[[photos1]]);| |治具に隠れて見えない| &br; 後は切削するばかりである。ほぞ穴の深さを考えて、[[スパイラルビット]]で述べたように切削すればよい。 |&ref(IMG_0815_2.jpg,[[photos1]]);| |ほぞ穴の深さを考える| &br; 切削が終わった様子。繊維と直交するので、どうしてもバリがでる。 |&ref(IMG_0817.jpg,[[photos1]]);| |切削完了| |&ref(IMG_0816.jpg,[[photos1]]);| |バリ| &br; これは、今回使ったルーターベンチ。汎用である。 |&ref(IMG_0819_2.jpg,[[photos1]]);| |汎用治具| ---- [[トップへ>Arbortalk]]