これはかなり昔に作った治具、ほぞ穴加工のためのものである。その昔、"Woodworking at Home Magazine" というDVDがあったことをご存じだろうか。このDVDは、米国で如何に木工がpopularなものかを知る上では大変役にたったのだが、クリスというアマチュア(?)木工家がやっている木工デザインはややB級だったのかなぁと思う。
&br;&br;
たしか、Issue#22で廃刊(廃DVD)になってしまった。そのIssue#2にこの治具が出ていた。
&br;&br;
この治具はとても複雑な形をしている。そのplanがこれだ。
|&ref(mortiseJig3.jpg,[[photos1]]);|
|平面図|

&br;
図の緑の部分は可動式である。L字のfenceにはレールがついていて(図では見えない)上下に動く。また、もうひとつの緑は動くことは動くのだが、位置を決めたら横からのボルトを締めて固定できるようになっている。
|&ref(IMG_0022b.jpg,[[photos1]]);|
|これは緑の部品を外した状態|

|&ref(IMG_0026.jpg,[[photos1]]);|
|fenceをつけてクランプした状態|

&br;
下の写真の、矢印の間がちょうど3/4"になっているので、bush guideがちょうど入るようになっている。
|&ref(IMG_0023b.jpg,[[photos1]]);|
|これは幅を広く取ったところ|

|&ref(IMG_0024.jpg,[[photos1]]);|
|これは幅が狭い|

|&ref(IMG_0025.jpg,[[photos1]]);|
|鉛筆で軽く卦がいた様子だが&br;写真写りが悪かったみたいだ|

&br;
fenceをクランプで木材に固定し、
|&ref(IMG_0027.jpg,[[photos1]]);|
|これは緑の部品を外した状態|

&br;
bush guideをセットし、1/2"のアップカットスパイラルビットを取り付けて1/2"インチずつ掘り進める([[スパイラルビット]]の項参照)。
|&ref(IMG_0028.jpg,[[photos1]]);|
|スパイラルビットを取り付けた|

&br;
やがて切り屑が詰まって掘れなくなる。掃除機で吸い込むか、息で吹き飛ばす。
|&ref(IMG_0029.jpg,[[photos1]]);|
|切り屑が詰まる|

&br;
綺麗にしたところ。
|&ref(IMG_0030.jpg,[[photos1]]);|
|掃除機で吸い込んだ|

&br;
これは片方のクランプを外して、側面から見た様子。
|&ref(IMG_0031.jpg,[[photos1]]);|
|側面から|

&br;
切削を終えたところ。
|&ref(IMG_0032.jpg,[[photos1]]);|

&br;
この治具は何回か使ったのだが、 [[ほぞ穴加工治具その1]]や[[ほぞ穴加工治具その2]]が出来て、結局使わなくなってしまった。このような治具は、実はまだまだあるのだ。
----
[[トップへ>Arbortalk]]


トップ   編集 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS